枕の中材として根強い人気を持つ「パイプ素材」。ストローを短く切ったようなプラスチック製のチューブが詰まった枕で、通気性の良さと高さ調整のしやすさが大きな特徴です。
寝具を50個以上試してきた筆者・れんが、パイプ枕の素材としての特徴からメリット・デメリット、お手入れ方法まで詳しく解説します。パイプ枕が気になっている方はぜひ参考にしてください。

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パイプ枕とはどんな枕?
パイプ枕とは、中材にポリエチレンやエラストマーなどの樹脂製パイプを使った枕のことです。パイプはストローを数ミリ〜1センチ程度にカットしたような形状で、この筒状の構造が通気性や弾力性の良さにつながっています。
パイプにはいくつかの種類があります。
- ポリエチレンパイプ:最も一般的なタイプ。硬めのしっかりした感触
- エラストマーパイプ:ゴムのような弾力があり、柔らかめの寝心地
- ソフトパイプ:通常のパイプより柔らかく仕上げたタイプ
パイプの大きさや硬さによって寝心地が変わるため、購入前に実際の触り心地を確かめられると安心です。
パイプの直径は一般的に5mm〜10mm程度で、小さいパイプほどフィット感が高くなり、大きいパイプほど通気性が上がる傾向があります。最近ではパイプの表面に凹凸加工を施して、従来よりもソフトな感触を実現した製品も登場しています。
パイプ枕のメリット
通気性が抜群に良い
パイプ枕の最大の魅力は通気性です。筒状のパイプ同士の間にすき間があるため、空気がよく通ります。夏場でも蒸れにくく、頭に熱がこもりにくいのが大きなメリットです。寝汗が多い方や暑がりの方には特に向いています。
高さ調整が自由にできる
パイプの量を増やしたり減らしたりすることで、枕の高さを自由に調整できます。ファスナー付きのカバーからパイプを出し入れするだけなので、特別な道具も必要ありません。自分に合った高さを少しずつ探れるのは非常に便利です。
耐久性が高い
樹脂製のパイプは型崩れしにくく、長期間使ってもへたりにくいのが特徴です。低反発ウレタンやわた素材と比べると寿命が長く、コストパフォーマンスに優れた素材と言えます。
丸洗いができて衛生的
パイプ素材は水に強いため、枕ごと洗濯機で丸洗いできる製品が多いです。しっかり洗って天日干しすれば、清潔な状態を保ちやすくなります。ダニやカビが発生しにくい点も衛生面で安心です。
価格がリーズナブル
パイプ枕は1,000〜3,000円台で手に入る製品も多く、寝具の中ではかなりお手頃な価格帯です。初めて枕にこだわってみたいという方にも、試しやすい選択肢です。
さらに、パイプだけを追加購入して補充できる製品もあります。長く使ってパイプがへたってきても、中材を入れ替えるだけでまた新品同様の寝心地が復活するため、長い目で見るとかなりコストパフォーマンスが高い枕と言えます。

パイプ枕のメリットまとめ:通気性が良い・高さ調整可能・耐久性が高い・丸洗いOK・リーズナブル。「とりあえず一つ試してみたい」という方には有力な選択肢です。
パイプ枕のデメリット
音が気になることがある
パイプ同士がこすれるとシャリシャリという音がします。寝返りを打つたびに音が発生するため、音に敏感な方にはやや気になるポイントです。ソフトパイプやエラストマーパイプなら音は小さめですが、完全に無音にはなりません。
硬めの寝心地
一般的なポリエチレンパイプは硬めの感触です。ふんわりした枕が好きな方には物足りなく感じるかもしれません。柔らかさを求める場合は、エラストマーパイプやソフトパイプタイプを選びましょう。
フィット感がやや低い
低反発ウレタンのように頭の形に沿って変形する素材ではないため、フィット感は控えめです。頭を乗せたときに「包み込まれる」感覚は少なく、しっかり「支えられている」感覚に近い寝心地です。
ただし、エラストマーパイプの場合は通常のポリエチレンパイプよりも柔軟性があるため、ある程度のフィット感が得られます。「パイプの機能性は欲しいけど硬すぎるのは嫌」という方は、エラストマー素材を指定して選ぶとよいでしょう。

パイプ枕が向いている人・向いていない人
向いている人
- 寝汗が多い方、暑がりの方
- 枕の高さをこまめに調整したい方
- 洗える枕でいつも清潔に使いたい方
- 硬めの寝心地が好みの方
- コスパを重視する方
向いていない人
- ふんわり柔らかい枕が好みの方
- 音に敏感な方(寝返り時のシャリシャリ音が気になる場合)
- 頭を包み込むようなフィット感を求める方
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パイプ枕のお手入れ方法
パイプ枕を長く快適に使うためのお手入れ方法をまとめます。
洗い方
洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えるものが多いです。ただし、製品によっては手洗い推奨のものもあるので、洗濯表示を必ず確認してください。洗剤は中性洗剤を使うのが一般的です。洗う頻度は1〜2か月に1回程度が目安ですが、寝汗が多い夏場は月に1回のペースで洗うとより清潔に保てます。
乾かし方
パイプ枕は乾きやすいのも大きなメリットです。洗った後は風通しの良い場所で陰干し、または天日干しをすれば、比較的短時間で乾きます。ウレタン素材の枕と比べると乾燥時間はかなり短いです。
交換の目安
パイプ枕は耐久性が高いですが、永久に使えるわけではありません。パイプがつぶれてきたり、弾力がなくなってきたと感じたら交換のタイミングです。目安としては2〜4年程度で検討しましょう。
乾燥機の使用は変形の原因になることがあります。洗濯表示で乾燥機の使用が不可になっている場合は、必ず自然乾燥にしてください。
パイプ枕のQ&Aコーナー
Q. パイプ枕の寿命はどれくらいですか?
一般的に2〜4年が目安です。パイプがつぶれたり音が大きくなったりしたら、交換を検討してください。パイプの追加購入ができる製品なら、中材を入れ替えてさらに長く使うことも可能です。
Q. パイプ枕は子供でも使えますか?
使えます。パイプの量で高さを調整できるため、成長に合わせて枕の高さを変えられるのがメリットです。洗いやすい点も、汗をかきやすい子供用としては好都合です。
Q. パイプ枕とそばがら枕はどちらが良いですか?
どちらも通気性に優れ、硬めの寝心地という共通点があります。洗いやすさやアレルギー面ではパイプ枕が有利で、天然素材の寝心地や吸湿性を重視するならそばがら枕が向いています。好みに応じて選びましょう。
Q. パイプ枕の音を軽減する方法はありますか?
枕カバーを厚手のものに変えるだけでも音が多少和らぎます。また、ソフトパイプやエラストマーパイプに中材を入れ替えると、通常のポリエチレンパイプよりも音が小さくなります。完全に無音にすることは難しいですが、工夫次第で気にならないレベルまで下げることは可能です。
Q. パイプ枕は夏と冬で使い心地に差はありますか?
パイプは温度による硬さの変化がほとんどない素材なので、季節を問わず安定した寝心地が得られます。夏は通気性の良さで涼しく、冬は冷たくなりすぎないのもバランスの良いポイントです。低反発ウレタンのように冬場に硬くなるということがないのは大きなメリットです。

まとめ
パイプ枕は、通気性・高さ調整・洗いやすさ・コスパのすべてにおいてバランスの良い枕です。音や硬さに好みが分かれる面はありますが、エラストマーパイプやソフトパイプなどバリエーションも増えています。
初めて枕にこだわる方や、今使っている枕の通気性に不満がある方にとって、パイプ枕は試す価値のある選択肢です。まずは高さ調整ができるモデルから試してみてください。
より詳しい情報は以下を参考にしてください。
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