「ベッドパッドって本当に必要なの?」「敷きパッドとは何が違うの?」そんな疑問を持つ方は少なくないはずです。実はベッドパッドは、マットレスを清潔に保ちながら寝心地を向上させてくれる縁の下の力持ち的な存在です。
人は寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくとされており、その汗や皮脂はマットレスに染み込んでダメージを与えます。ベッドパッドはこうした汚れからマットレスを守りつつ、素材によっては寝心地の改善にも貢献してくれます。
この記事では、ベッドパッドの役割から素材別の特徴、サイズの選び方まで詳しく解説していきます。

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ベッドパッドと敷きパッドの違い
ベッドパッドと敷きパッドは混同されがちですが、役割と使い方が異なります。この違いを理解しておくと、自分に必要なアイテムを正しく選べるようになります。
ベッドパッド
ベッドパッドの主な目的はマットレスの保護と寝心地の調整です。マットレスとシーツの間に敷いて使い、汗や皮脂がマットレスに直接触れるのを防ぎます。中わたがしっかり入っているため、マットレスの硬さの微調整にも役立ちます。
敷きパッド
敷きパッドはシーツの上に敷いて使うタイプで、肌に直接触れるため「肌触り」や「温度調節」が重視されます。接触冷感タイプや起毛タイプなど、季節に合わせた製品が豊富です。マットレスの保護力はベッドパッドほど高くありません。
敷く順番(下から上):マットレス → ベッドパッド → ボックスシーツ → 敷きパッド(使う場合)
ベッドパッドはシーツの下に隠れる存在で、敷きパッドはシーツの上に重ねて使います。
ベッドパッドの中わた素材を比較
ベッドパッドの性能は中わたの素材によって大きく左右されます。主要な4つの素材について、特徴を詳しく見ていきましょう。
ポリエステル
最も手頃な価格で手に入るのがポリエステルわたのベッドパッドです。軽くて弾力性があり、洗濯機で丸洗いできる製品が多いのが魅力です。抗菌防臭加工や防ダニ加工を施した製品も多く、機能性の面でも充実しています。
ただし、吸湿性が低いため蒸れやすいのが弱点です。価格を抑えたい方や、とりあえず1枚用意したい方に向いています。
綿(コットン)
天然繊維ならではの吸水性の高さが綿わたの強みです。汗をしっかり吸い取ってくれるので、蒸れにくく快適な寝心地を提供してくれます。肌触りも柔らかく、自然な風合いが好きな方に人気です。
デメリットとしては、洗濯後に乾きにくい点と、使い続けるとわたがヘタりやすい点が挙げられます。天日干しでしっかり乾燥させるなど、こまめなお手入れが必要です。
ウール(羊毛)
寝具の中わたとしての性能では、ウールは非常にバランスの良い素材です。吸湿性・放湿性ともに優れているため、汗を吸い取りつつ素早く外に放出してくれます。冬は暖かく、夏は蒸れにくいという温度調節機能があり、オールシーズン使えるのが大きな魅力です。
弾力性や復元力も高く、長期間使ってもヘタりにくいのがウールの強みです。ただし、価格はポリエステルや綿より高めで、洗濯に気を使う必要がある製品もあります。洗えるウールベッドパッドも販売されているので、購入前に洗濯表示をチェックしましょう。
麻(リネン)
吸水性・吸湿性・放湿性のすべてが高く、暑い季節に特に快適な素材です。ひんやりとした触感もあるため、夏用のベッドパッドとして人気があります。ただし、価格が高めになりがちで、手が出しにくいのが難点です。

側生地(がわきじ)の素材も大切
ベッドパッドは中わただけでなく、それを包む側生地の素材にも注目することが重要です。中わたの性能を活かすも殺すも、側生地次第といっても過言ではありません。
例えば、吸湿発散性に優れたウールわたを使っていても、側生地が通気性の低いポリエステルだと、せっかくの吸湿性能が十分に発揮されません。中わたの特性を活かすには、綿100%の側生地を選ぶのが基本です(シーツ.jp)。
価格を抑えた製品では側生地にポリエステルが使われていることが多いため、品質にこだわる場合は側生地の素材表記も確認しましょう。
サイズの選び方
ベッドパッドのサイズは、使用しているマットレスの幅と長さに合わせて選びます。基本的にはマットレスと同じサイズ表記(シングル、セミダブル、ダブルなど)のものを選べば問題ありません。
一般的なサイズの目安
- シングル:約100×200cm
- セミダブル:約120×200cm
- ダブル:約140×200cm
- クイーン:約160×200cm
メーカーによって若干の差があるため、マットレスの実寸を測ってから購入するのがおすすめです。
厚みの選び方
ベッドパッドの厚みは、目的によって使い分けます。マットレスの保護がメインなら薄手(1cm程度)でも十分ですが、寝心地の改善も求めるなら中厚〜厚手(2〜4cm程度)のものを選ぶと良いでしょう。
ただし、ベッドパッドが厚い場合はその分ボックスシーツのマチも深いものが必要になります。ベッドパッドとシーツのサイズ感はセットで考えることが大切です。
目的別のおすすめベッドパッドの選び方
何を優先するかによって、選ぶべきベッドパッドは変わってきます。目的別に整理してみましょう。
マットレスの汚れ防止が目的
シンプルにマットレスを汚れから守りたい場合は、洗いやすいポリエステルわたの薄手タイプがおすすめです。価格も手頃で、汚れたらすぐに洗濯できるため衛生的に使えます。
寝心地の改善が目的
「マットレスが少し硬い」「もう少しクッション感が欲しい」という場合は、ウールわたや厚手の綿わたのベッドパッドが向いています。体圧を分散して、マットレスの硬さを和らげてくれます。
汗対策・蒸れ対策が目的
寝汗が気になる方は、吸湿性と放湿性の両方に優れた素材を選びましょう。ウールや麻素材は吸った汗を素早く放出してくれるため、蒸れにくい環境を作れます。
アレルギー対策が目的
ダニやハウスダストが気になる方は、防ダニ加工が施されたポリエステルわたのベッドパッドが選択肢に入ります。丸洗い可能な製品を選んで、こまめに洗濯するのが効果的です。

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ベッドパッドのお手入れ方法
ベッドパッドを清潔に保つためのお手入れ方法を確認しておきましょう。
洗濯の頻度
ベッドパッドはシーツの下に敷いて使うため、直接肌に触れるシーツほど頻繁に洗う必要はありません。月に1〜2回程度の洗濯が目安です。ただし、夏場や汗っかきの方はもう少し頻度を上げた方が衛生的です。
洗濯時の注意点
- 洗濯表示を必ず確認する(ウール素材は手洗い指定の場合がある)
- 洗濯ネットに入れて洗う(中わたの偏りを防ぐ)
- 脱水は短めに設定する(長すぎると中わたが偏る原因になる)
- 乾燥は風通しの良い場所で陰干しが基本
日常のケア
洗濯しない期間も、週に1回程度は風通しの良い場所で干すのが理想です。湿気を飛ばすことで、ダニやカビの繁殖を抑えられます。布団乾燥機を使うのも効果的な方法です。
ベッドパッドの交換時期
ベッドパッドにも寿命があります。以下のサインが出てきたら、交換を検討しましょう。
中わたがヘタって薄くなってきた場合や、洗濯しても汚れやニオイが取れなくなった場合は交換のタイミングです。また、ゴムバンド(四隅に固定するバンド)が伸びてきた場合もフィット感が損なわれるため、買い替え時といえます。
使用頻度や素材にもよりますが、一般的に2〜5年程度が交換の目安です。ウール素材は比較的長持ちする傾向がありますが、それでも定期的にコンディションを確認することが大切です。
よくある質問(Q&A)
Q. ベッドパッドは本当に必要?なくてもいい?
マットレスの上にシーツだけ敷いて使うことも可能ですが、マットレスの寿命を延ばしたい場合はベッドパッドの使用を強くおすすめします。マットレスは簡単に洗えないため、汗や皮脂の汚れが蓄積するとカビやダニの温床になりかねません。ベッドパッドがあれば、汚れたらパッドだけ洗えば済むので衛生面の管理がぐっと楽になります。
Q. 敷きパッドとベッドパッド、どちらか1枚だけでもいい?
予算や手間を考えて1枚だけ選ぶなら、マットレス保護の面からベッドパッドを優先することをおすすめします。肌触りや温度調節をプラスしたい場合は、季節に合わせて敷きパッドを追加すると良いでしょう。
Q. ベッドパッドのゴムバンドが外れやすいときの対処法は?
ゴムが伸びてきた場合は、手芸用の平ゴムを縫い付けて交換する方法があります。それでも外れやすい場合は、ベッドパッド自体の買い替えを検討してみてください。ボックスシーツの上からしっかり押さえることで、ズレを軽減できるケースもあります。
Q. マットレスが柔らかすぎる場合、ベッドパッドで改善できる?
ベッドパッドは「硬いマットレスを少し柔らかくする」のは得意ですが、「柔らかいマットレスを硬くする」のはあまり得意ではありません。柔らかすぎるマットレスの改善には、マットレストッパー(厚さ3〜7cm程度の寝具)の方が適しています。

まとめ
ベッドパッドはマットレスの保護と寝心地の向上という2つの役割を担う、睡眠環境に欠かせないアイテムです。素材選びでは、コスパ重視ならポリエステル、快適さと耐久性のバランスを求めるならウールがおすすめです。
購入時にはマットレスのサイズを正確に確認し、中わたの素材だけでなく側生地の素材もチェックすることで、より満足度の高い買い物ができるはずです。定期的な洗濯と天日干しで清潔さを保ちながら、快適な眠りを楽しんでください。
参考:シーツ.jp「ベッドパッドの選び方」 / 快眠タイムズ「ベッドパッドおすすめ」 / 大塚家具「おすすめベッドパッド」
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