最近よく見かける「圧縮マットレス」や「ベッドインボックス」という言葉。コンパクトな箱に入って届くマットレスは、搬入がラクなうえに価格も手頃な製品が増えています。
この記事では、圧縮マットレスの仕組みや届き方、復元までの流れ、そして選ぶ際の注意点を詳しく解説します。自分に合った圧縮マットレスを見つけるための参考にしてください。

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圧縮マットレスとは?仕組みを解説
圧縮マットレスとは、専用の機械でマットレスを圧縮し、ロール状に巻いてコンパクトな箱に梱包して配送するタイプのマットレスです。「ベッドインボックス(Bed in a Box)」とも呼ばれています。搬入の手軽さとコストの低さから、近年急速に人気が高まっています。
従来のマットレスは大きなサイズのまま配送されるため、配送料が高く、搬入時にドアや階段を通らないといったトラブルもありました。圧縮梱包により、こうした問題が大幅に解消されています。
圧縮マットレスの技術は海外で先に普及し、その後日本でも急速に広まりました。特に一人暮らしの新生活や引っ越しのタイミングで選ばれることが多く、若い世代を中心に支持されています。通販専売のブランドが多いため、店舗を持たない分だけ価格を抑えられるという経済的なメリットもあります。
圧縮できるマットレスの種類
以前はウレタン素材のマットレスが中心でしたが、現在ではポケットコイルやボンネルコイルといったスプリング系マットレスも圧縮梱包に対応しています(BED STYLE公式メディア参考)。具体的には以下のような素材で圧縮梱包が可能です。
- 高反発ウレタン
- 低反発ウレタン
- ポケットコイル
- ボンネルコイル
- ハイブリッド(ウレタン+コイル)
圧縮マットレスの届き方と復元の流れ
届き方
圧縮マットレスは、通常の宅配便サイズ(段ボール箱)で届きます。シングルサイズの場合、横40cm×高さ40cm×奥行き100cm程度の箱に収まることが多く、一人でも受け取りや移動が可能です。
開封から復元までの手順
- 設置場所に箱を運ぶ:開封後は大きくなるため、先にベッドフレームの上や設置場所に箱を移動させておきます
- 箱から取り出す:段ボールを開けて、ロール状のマットレスを取り出します
- ビニールを開封する:ハサミやカッターでビニールを慎重に切ります。マットレス本体を傷つけないよう注意してください
- 広げて放置する:ビニールを外すとマットレスが徐々に膨らみ始めます
開封すると約15分で80%程度まで復元し、24〜72時間で本来の厚みと寝心地に戻ります。すぐに使用できる製品もありますが、可能であれば1日程度置いてから使い始めるのがおすすめです。
圧縮マットレスは、一度開封すると元のように再圧縮することはできません。開封前にサイズや設置場所を必ず確認しておきましょう。また、届いたらなるべく早く開封することが推奨されています。長期間圧縮状態のままにすると復元に時間がかかる場合があります。
圧縮マットレスのメリット
搬入がラク
エレベーターのないアパートや狭い階段・廊下でも運びやすいのが大きなメリットです。通常サイズのマットレスでは搬入できなかった場所にも対応できます。
配送が早い
コンパクトな梱包のため宅配便で配送でき、注文から2〜3日程度で届くケースが多いです。通常のマットレスは大型配送扱いのため、日程調整が必要だったり到着まで時間がかかったりすることがあります。
コストパフォーマンスが良い
配送コストが抑えられる分、製品価格に反映されているブランドが多く、同クラスの非圧縮マットレスと比べて手頃な価格帯の製品が充実しています。
ゴミが少ない
大型の梱包材と比べて、段ボールとビニールだけなのでゴミの処分も簡単です。段ボールは一般のゴミ回収で出せますし、ビニールもかさばらないため、後片付けに手間がかかりません。
購入から使い始めまでの手順がわかりやすい
多くの圧縮マットレスブランドでは、開封から使い始めまでの手順を動画やイラストで丁寧に説明してくれています。初めて圧縮マットレスを購入する方でも迷うことなくセッティングできるのも魅力の一つです。

圧縮マットレスのデメリット・注意点
復元に時間がかかる場合がある
製品や気温によっては、完全に復元するまで48〜72時間かかることがあります。届いたその日にすぐベストな寝心地で眠れるとは限りません。
開封時にニオイが気になることがある
ウレタン素材のマットレスは、圧縮梱包の影響で開封直後にウレタン特有のニオイが感じられることがあります。通常は数日〜1週間程度で消えますが、換気の良い場所で開封するのがおすすめです。
再圧縮ができない
一度開封したマットレスを再び圧縮することは家庭用の道具ではできません。引っ越しの際は通常のマットレスと同じサイズでの運搬が必要です。
寿命は非圧縮タイプと変わらないのか
「圧縮されているから耐久性が低い」と心配される方もいますが、基本的に正しく製造された圧縮マットレスの耐久性は非圧縮タイプと大きな差はありません。ただし、極端に安価な製品の中にはウレタンの密度が低く、数か月でへたりが出るものもあるため、素材のスペック(密度やニュートン値)は必ずチェックしましょう。

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圧縮マットレスを選ぶときのチェックポイント
圧縮マットレスを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。
1. 素材と構造
ウレタンのみ、コイル+ウレタンのハイブリッドなど、構造によって寝心地が大きく変わります。自分の好みの寝心地に合った素材を選ぶことが大切です。ウレタン単体のマットレスは軽量で扱いやすい反面、通気性がやや劣る傾向にあります。一方、ポケットコイル入りのハイブリッドタイプは体圧分散と通気性のバランスが良く、幅広い体型の方に対応できます。自分の体重や寝姿勢、暑がりかどうかなども含めて検討しましょう。
2. 厚み
圧縮マットレスは厚みの幅が広く、10cm程度の薄型から25cm以上の本格派まであります。床に直置きするなら厚さ10cm以上、ベッドフレームに載せるなら15cm以上が目安です。
3. トライアル期間と保証
ネット購入が基本の圧縮マットレスだからこそ、トライアル期間の有無は重要です。返品条件と合わせて必ず確認しましょう。
4. 復元率と耐久性
安価なウレタンマットレスの場合、復元率が低くへたりが早い製品もあります。密度(D)やニュートン(N)の数値が公開されているかどうかもチェックポイントです。密度が30D以上のウレタンは耐久性が高い傾向にあり、復元率が96%以上を謳っている製品は長期間使ってもへたりが少ないと言われています。スペックが非公開のブランドは、口コミでの長期使用レビューを参考にしましょう。
圧縮マットレスを扱う主なブランド
多くのブランドが圧縮マットレスを展開しています。以下は代表的なブランドの一部です。
| ブランド | 素材 | 特徴 |
|---|---|---|
| コアラマットレス | ウレタン | 120日トライアル・振動吸収が好評 |
| NELL(ネル) | ポケットコイル | 120日トライアル・コイル数が多い |
| ZINUS(ジヌス) | ウレタン/ハイブリッド | 手頃な価格帯・世界的ブランド(ZINUS公式参考) |
| エマスリープ | ウレタン | 100日トライアル・ヨーロッパ発 |
| ニトリ | ポケットコイル/ウレタン | 手頃な価格・店舗でも確認可能(ニトリネット参考) |
| 無印良品 | ポケットコイル | シンプルデザイン・店舗でも確認可能 |
※価格やトライアル条件は変更される場合があります。最新情報は各ブランドの公式サイトでご確認ください。

よくある質問(Q&A)
Q. 圧縮マットレスは品質が劣るのですか?
いいえ、圧縮梱包はあくまで配送方法の違いです。品質自体は非圧縮のマットレスと同等の製品が多く、有名ブランドからも圧縮タイプが多数発売されています。梱包方法が品質に影響を与えることは基本的にありません。
Q. 復元しない場合はどうすればいいですか?
通常は24〜72時間で復元しますが、冬場など気温が低い時期は復元に時間がかかることがあります。室温を20度以上に保った状態で待ってみてください。72時間以上経っても復元しない場合は、初期不良の可能性がありますのでメーカーに問い合わせましょう。
Q. 圧縮マットレスは引っ越しのとき困りませんか?
再圧縮はできないため、引っ越し時は通常のマットレスと同様に運搬する必要があります。引っ越し業者に事前に伝えておけば、適切に対応してもらえます。
Q. 開封後のニオイは体に害がありますか?
通常、ウレタンマットレスから発生するニオイは有害なものではありません。ただし、気になる場合は換気をして数日間ニオイが消えてから使い始めましょう。
Q. 圧縮マットレスはベッドフレームなしでも使えますか?
はい、床に直置きで使える圧縮マットレスも多くあります。ただし、厚さ10cm未満の薄型タイプは直置きだと底つき感がある場合があるため、厚さ10cm以上を目安に選ぶのがおすすめです。また、直置きの場合は底面に湿気がこもりやすいため、除湿シートを敷いたり、定期的にマットレスを立てかけて乾燥させたりする湿気対策が重要です。
まとめ
圧縮マットレスは、搬入のしやすさ・配送の速さ・コストパフォーマンスの面で大きなメリットがあります。選ぶ際のポイントを改めて整理すると以下の通りです。
- 素材と厚みを自分の好みと使用環境に合わせて選ぶ
- トライアル期間と返品条件を必ず確認する
- 届いたらなるべく早く開封し、24時間以上置いてから使い始める
- 開封後の再圧縮はできないので、設置場所を事前に決めておく
手軽に購入できて自宅まで届くのが圧縮マットレスの魅力です。上手に活用して、自分にぴったりの寝心地を見つけてください。
※この記事の内容は記事執筆時点の情報に基づいています。価格や仕様は変更される場合がありますので、最新情報は各ブランドの公式サイトでご確認ください。
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