「今使っているマットレスの寝心地がイマイチだけど、買い替えるのはもったいない…」そんなときに試したいのが、マットレスの重ね敷きです。既存のマットレスの上にトッパーや薄型マットレスを重ねることで、寝心地を手軽に改善できます。
ただし、重ね方を間違えると逆効果になることも。この記事では、マットレスの重ね敷きの正しいやり方と効果、注意点を詳しく解説します。

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マットレスの重ね敷きとは?
マットレスの重ね敷きとは、既存のマットレスの上にマットレストッパーや薄型のマットレスを重ねて使う方法のことです。主な目的は「今の寝心地を改善すること」にあります。
重ね敷きが効果的なケース
- マットレスが硬すぎて体が痛い
- マットレスが柔らかすぎて腰が沈む
- マットレスが少しへたってきたが、まだ買い替えるほどではない
- 寝心地は悪くないが、もう少し快適にしたい
このような悩みに対して、マットレス本体を買い替えずに寝心地を調整できるのが重ね敷きの大きなメリットです。
重ね敷きの正しいやり方
重ね敷きにはルールがあります。間違った使い方をすると、かえって寝心地が悪くなったり、マットレスの劣化を早めたりすることがあるので注意しましょう。
基本の重ね順
正しい重ね順は、下から「マットレス → トッパー → ベッドパッド → シーツ」です。トッパーはマットレスの上に直接敷き、その上にベッドパッドやシーツをかぶせます。
重ね敷きの正しい順番(下から順に)
- ベッドフレーム(またはすのこ・床)
- マットレス(ベースとなるもの)
- マットレストッパー(薄型マットレス)
- ベッドパッド(汗吸収・汚れ防止)
- シーツ(肌に直接触れるもの)
薄いものを上に、厚いものを下にする
重ね敷きの基本ルールは、厚くて硬いマットレスを下に、薄くて柔らかいものを上にすることです。逆にしてしまうと、下側のトッパーが体重で潰れてしまい、意味がなくなります。
マットレスの上に敷布団を敷くのはNG
マットレスの上に一般的な敷布団を重ねるのは避けましょう。敷布団はマットレスの体圧分散機能を邪魔してしまうことがあり、寝心地がかえって悪くなる可能性があります。寝心地を調整したい場合は、専用のマットレストッパーを使いましょう。
コイルマットレスの上にコイルマットレスは避ける
コイル(バネ)が入ったマットレス同士を重ねるのは不安定になりやすく、寝心地も悪化しがちです。コイルマットレスの上に重ねる場合は、ウレタンやファイバー素材のトッパーを選びましょう。

マットレストッパーの種類と選び方
重ね敷きで使うアイテムとして最も一般的なのがマットレストッパーです。目的に合わせて素材を選ぶことが大切です。
低反発ウレタントッパー
体にフィットして包み込むような寝心地が特徴です。マットレスが硬すぎると感じる方におすすめで、体圧を分散してくれます。ただし、通気性がやや低いため、暑がりの方は注意が必要です。
高反発ウレタントッパー
しっかりとした反発力で体を支えてくれます。マットレスが柔らかすぎて腰が沈む方や、寝返りがしにくいと感じている方に向いています。腰痛が気になる方にも選ばれやすい素材です。低反発に比べて通気性が良いモデルも多く、季節を問わず使いやすいのも利点です。
ファイバートッパー
通気性に優れ、夏場でも蒸れにくいのが特徴です。丸洗いできる製品もあり、衛生面でのメリットもあります。硬めの寝心地が好みの方に適しています。
ラテックストッパー
天然ゴム由来の素材で、弾力性に優れています。体圧分散性が高く、低反発と高反発の中間のような寝心地です。ただし、やや重量があるため扱いにくい面もあります。
厚みの選び方
トッパーの厚みは3〜7cm程度のものが一般的です。
- 3〜4cm:寝心地の微調整に。今のマットレスがほぼ満足で、少しだけ改善したい方向け
- 5〜7cm:しっかり寝心地を変えたい方向け。へたりが気になるマットレスの延命にも効果的
重ね敷きの効果と限界
重ね敷きには確かな効果がある一方で、万能ではないことも理解しておきましょう。
期待できる効果
- マットレスの硬さ・柔らかさの調整
- 体圧分散性の向上
- 寝心地の快適性アップ
- へたったマットレスの応急処置
- マットレス本体の保護(汚れやダメージ軽減)
重ね敷きでは解決できないこと
- マットレス本体が大きくへたっている場合:トッパーを重ねても凹みに引きずられて寝心地が改善されないことがあります
- コイルのバネが飛び出している場合:安全面の問題があるため、すぐに買い替えを検討しましょう
- カビや汚れで劣化している場合:衛生面の問題はトッパーでは解決できません
重ね敷きはあくまで「寝心地の調整」や「応急処置」です。マットレス本体が大きく劣化している場合は、トッパーで補いきれないこともあります。寿命を迎えたマットレスは買い替えを検討しましょう。
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重ね敷きの注意点とお手入れ
通気性に注意する
マットレスの上にトッパーを重ねることで、湿気がこもりやすくなります。定期的にトッパーを外して風を通したり、陰干しをしたりしましょう。3日に1度は陰干しするのが理想です。
ズレ防止対策をする
トッパーはマットレスの上に乗せるだけなので、寝返り時にズレてしまうことがあります。滑り止めシートを間に挟んだり、シーツでマットレスごとしっかり包んだりするとズレを防げます。
トッパーの寿命も把握しておく
トッパーもマットレスと同様にへたります。一般的な寿命は2〜5年程度です。トッパーがへたったままでは効果が出ないため、定期的に状態を確認して、必要に応じて買い替えましょう。トッパーの中央部分(腰が当たる位置)を指で押して戻りが鈍くなっていたら、へたりが進行しているサインです。
重ね敷きに関するQ&A
Q. マットレスの下に敷布団を敷くのはアリ?
薄いマットレスの下に敷布団を敷くことはできますが、効果は限定的です。敷布団は体圧分散に特化した構造ではないため、マットレスの下にはすのこや除湿シートを敷くほうが衛生面でメリットがあります。
Q. トッパーと敷きパッドの違いは?
トッパーは厚み3〜7cmで「寝心地の改善」が目的です。敷きパッドは厚み1〜2cm程度で「汗の吸収」や「温度調整」「マットレスの保護」が主な役割です。両者は目的が異なるため、併用しても問題ありません。
Q. トッパーだけで寝ることはできる?
トッパーは厚み3〜7cm程度のため、1枚だけで寝ると底付き感が出てしまいます。あくまでマットレスや敷布団の上に重ねて使うアイテムとして設計されています。
Q. 硬いマットレスに柔らかいトッパーを重ねるのと、柔らかいマットレスに硬いトッパーを重ねるの、どっちがいい?
硬いマットレスの上に柔らかいトッパーを重ねるほうが、体圧分散のバランスが取りやすくなります。柔らかいマットレスに硬いトッパーを重ねると、体重でトッパーが沈み込んで効果が薄くなることがあります。
Q. トッパーのお手入れ方法は?
ウレタン素材のトッパーは水洗いできないため、カバーを取り外して洗濯し、本体は風通しの良い場所で陰干しするのが基本です。3日に1回程度は陰干しして湿気を飛ばしましょう。ファイバー素材のトッパーなら、シャワーで水洗いできる製品もあります。いずれの場合も、直射日光に当てると素材が劣化する恐れがあるため、必ず日陰で干してください。
Q. トッパーの費用はどのくらいかかる?
トッパーの価格帯は素材やブランドによって幅がありますが、一般的に5,000円〜3万円程度が相場です。マットレス本体を買い替えると数万円〜10万円以上かかることを考えると、トッパーで寝心地が改善できればかなりコストを抑えられます。まずは1万円前後の製品から試してみるのがおすすめです。


まとめ
マットレスの重ね敷きは、マットレスの買い替えを検討する前にまず試したい手軽な改善方法です。正しい順番(下にベースマットレス、上にトッパー)を守り、目的に合った素材のトッパーを選ぶことで、寝心地を大きく改善できます。
ただし、重ね敷きはマットレス本体の大きなへたりやダメージまではカバーしきれません。トッパーを重ねても改善しない場合は、マットレス自体の買い替えを検討するタイミングです。まずは手軽に始められる重ね敷きで、今の睡眠環境をワンランク上げてみてください。

参考:まくら株式会社 マットレストッパーとは?正しい使い方と失敗しない選び方
参考:NELL コイルマットレスの上にマットレスや敷布団を重ねるのはNG!
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