「うちの子、ちゃんと寝てるのかな?」「同じ年齢の子はどのくらい寝ているんだろう?」と気になったことがある保護者の方は多いのではないでしょうか。子供にとって睡眠は、体の成長だけでなく脳の発達や情緒の安定にも深く関わっています。この記事では、厚生労働省のガイドラインや国際的な推奨値をもとに、年齢別の理想的な睡眠時間と、睡眠の質を高めるためにできることを詳しく解説します。

🌙 生活リズムを見直しながら、漢方も気になる方へ
LINEで薬剤師に相談できるオンライン漢方薬店「YOJO」

- ✅ LINEで約3分の体質チェック
- ✅ 漢方選びを薬剤師に無料で相談できる
- ✅ 相談して決めた漢方を自宅にお届け
- ✅ 取り扱いは第二類・第三類医薬品
※体質チェックと相談までは無料。持病がある方・服薬中の方は医師にご相談ください
年齢別の推奨睡眠時間
厚生労働省が公表した「健康づくりのための睡眠ガイド2023」や、米国睡眠医学会(AASM)の推奨値をもとに、年齢別の推奨睡眠時間をまとめます。
0〜3か月(新生児)
1日の合計睡眠時間は14〜17時間程度です。この時期は昼夜の区別がまだなく、1〜3時間の短い睡眠と覚醒を繰り返します。個人差が非常に大きい時期なので、あまり時間にこだわりすぎず、赤ちゃんのペースに合わせることが大切です。
4〜11か月(乳児)
12〜16時間(昼寝を含む)が推奨されています。生後4か月頃からは少しずつ昼夜のリズムが整い始め、夜にまとまった睡眠をとれるようになってきます。午前と午後に1回ずつ昼寝をするパターンが多いです。
1〜2歳(幼児前期)
11〜14時間(昼寝を含む)が推奨されています。1歳を過ぎると昼寝は1日1回になることが多く、夜の睡眠時間も安定してきます。この時期は生活リズムの基盤を作る大切な時期です。
3〜5歳(幼児後期)
10〜13時間が推奨されています。幼稚園・保育園に通い始める時期で、昼寝をしない子も増えてきます。昼寝をしない場合は、その分夜の睡眠時間を十分に確保することが重要です。
園でお昼寝の時間がある場合は、持ち運びしやすいお昼寝布団セットが必要になります。丸めて肩にかけられるバッグ付きのものが選ばれています。
6〜12歳(学童期)
9〜12時間が推奨されています。学校生活が始まり、起床時間が固定されるため、就寝時間の管理が特に大切になります。習い事や宿題で就寝が遅くなりがちなので、優先順位をつけて睡眠時間を確保しましょう。
13〜18歳(思春期)
8〜10時間が推奨されています。しかし、実際の平均睡眠時間は中学生で約8時間、高校生で約7時間と、推奨値を下回っていることが多いです。思春期は体内時計が後ろにずれやすく、夜型になりがちですが、十分な睡眠は学力や心身の健康に直結します。
年齢が上がるにつれて必要な睡眠時間は減りますが、学童期でも9〜12時間、中高生でも8〜10時間と、大人よりもかなり多くの睡眠が必要です。
日本の子供の睡眠の現状
日本は世界的に見ても、子供の睡眠時間が短い国として知られています。国際調査では、日本の子供の睡眠時間は調査対象国の中で最も短いグループに入ることが多いです。
その背景には、塾や習い事で帰宅が遅い、宿題の量が多い、スマートフォンやタブレットの使用時間が長い、保護者自身の生活リズムが夜型で子供も引きずられるなど、さまざまな要因があります。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、子供の睡眠確保の重要性が強調されており、学校や家庭での睡眠教育の必要性が指摘されています。

睡眠不足が子供に与える影響
身体面への影響
成長ホルモンは主に深い睡眠(ノンレム睡眠)のときに分泌されます。睡眠が不足すると成長ホルモンの分泌量が減り、身長の伸びや体の発達に影響を及ぼす可能性があります。また、免疫機能の低下にもつながり、風邪をひきやすくなることもあります。
精神面への影響
睡眠不足の子供は、イライラしやすい、感情のコントロールが難しくなる、不安感が強くなるなどの傾向が見られます。慢性的な睡眠不足は、うつや不安障害のリスクとも関連していると報告されています。
学業への影響
睡眠は記憶の定着に深く関わっています。十分な睡眠をとった子供は、学んだことが脳に定着しやすく、集中力や注意力も維持しやすいとされています。睡眠を削って勉強時間を増やしても、かえって学習効率が落ちてしまう可能性があります。
子供の睡眠の質を高めるためにできること
就寝時間と起床時間を固定する
毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることで、体内時計が安定します。休日に「寝だめ」をしたくなりますが、平日との差は1〜2時間以内に抑えるのが理想的です。
起きる時間を自分で意識できるように、子供部屋に専用の目覚まし時計を置いている家庭もあります。時計の読み方を覚えるきっかけにもなります。
寝る前のスクリーンタイムを制限する
スマートフォンやタブレット、テレビなどの画面から出るブルーライトは、メラトニンの分泌を抑制するとされています。就寝の1〜2時間前には画面を見るのをやめるルールを設けましょう。
寝室の環境を整える
寝室は暗く、静かで、涼しい環境が理想です。夏場は25〜26度、冬場は18〜20度程度が適温とされています。夜間の照明は暖色系の間接照明にして、明るすぎないようにしましょう。
寝る前のルーティンを作る
お風呂に入る、歯を磨く、絵本を読む、子守唄を歌うなど、毎晩同じ流れで就寝に向かうルーティンを作ると、子供の体が「もう寝る時間だ」と認識しやすくなります。
カフェインの摂取に気をつける
チョコレート、コーラ、緑茶、ウーロン茶などにもカフェインが含まれています。子供はカフェインの影響を受けやすいため、午後以降はカフェインを含む飲食物を控えるようにしましょう。

睡眠不足のサインを見逃さない
子供は自分の睡眠不足を自覚できないことが多いため、保護者が日常生活の中で睡眠不足のサインに気づくことが大切です。
行動面のサイン
- 朝なかなか起きられない、起きてもぼーっとしている
- 日中にあくびが多い
- イライラしやすく、些細なことで泣いたり怒ったりする
- 集中力が続かず、落ち着きがない
- 休日に平日よりも2時間以上長く寝ている
学習面のサイン
- 授業中に居眠りをする
- 宿題に取りかかるのに時間がかかる
- テストの成績が下がっている
- 覚えたはずの内容を翌日忘れている
身体面のサイン
- 風邪をひきやすくなった
- 食欲が不安定(食べすぎ、または食欲がない)
- 頭痛や腹痛を訴えることが増えた
これらのサインがいくつか当てはまる場合は、睡眠時間が足りていない可能性があります。まずは就寝時間を30分早めることから始めてみましょう。
低学年のうちは、早く寝られた日にシールを貼っていく形にすると本人も楽しみながら続けられます。生活習慣づくりの定番アイテムです。

世界の子供の睡眠事情との比較
日本の子供の睡眠時間は、国際的な比較で見ると非常に短いことがわかっています。
ある国際調査によると、日本の子供(特に幼児〜小学生)の平均睡眠時間は調査対象国の中でもっとも短いグループに入っています。オーストラリアやニュージーランドの同年代の子供と比べると、1〜2時間も短い場合があるのです。
この背景には、日本特有の事情が関係しています。塾や習い事で帰宅が遅くなること、保護者の労働時間が長く就寝時間が遅くなりがちなこと、そして「遅くまで勉強することが偉い」という文化的な価値観も影響していると考えられます。
しかし、海外の研究では十分な睡眠をとった子供のほうが学業成績が良いという結果が多数報告されています。睡眠を削って勉強時間を確保するよりも、しっかり寝て脳を休ませたほうが、結果的に学習効率が上がるのです。
よくある質問
Q. うちの子は睡眠時間が推奨より短いですが、元気です。問題ありますか?
A. 推奨時間はあくまで目安であり、必要な睡眠時間には個人差があります。日中に元気に過ごせているか、機嫌が安定しているか、成長曲線に問題がないかなど、お子さんの全体的な様子で判断するのが大切です。心配な場合は小児科医に相談してください。
Q. 昼寝は何歳までさせたほうがいいですか?
A. 一般的には3〜4歳頃から昼寝をしなくなる子が増えてきます。保育園では年長さんまで昼寝の時間がある場合もありますが、夜の寝つきが悪くなるようであれば、昼寝の時間を短くしたり、やめることを検討してもよいでしょう。
Q. 子供のいびきが気になります。受診すべきですか?
A. 子供の慢性的ないびきは、アデノイドや扁桃腺の肥大による睡眠時無呼吸の可能性があります。いびきが大きい、睡眠中に呼吸が止まるように見える、日中の眠気が強いなどの症状がある場合は、小児科または耳鼻咽喉科を受診してください。
Q. 睡眠時間を確保するために、習い事を減らすべきでしょうか?
A. 習い事自体が悪いわけではありませんが、帰宅時間が遅くなって睡眠時間が確保できない状況が続いているなら、スケジュールの見直しを検討する価値はあります。睡眠は子供の成長と学習の土台なので、優先順位を意識して判断しましょう。
まとめ
子供の健やかな成長と発達のためには、年齢に応じた十分な睡眠時間の確保が不可欠です。乳児期の12〜16時間から始まり、学童期でも9〜12時間、中高生でも8〜10時間と、大人よりもずっと多くの睡眠を必要としています。
日本の子供は世界的に見て睡眠時間が短い傾向にあります。就寝・起床時間の固定、スクリーンタイムの制限、寝室環境の整備など、保護者ができることから少しずつ取り組んでいきましょう。
「寝る子は育つ」は科学的にも裏付けのある言葉です。お子さんの睡眠を大切にしてあげてください。
📦 この記事で紹介した商品

参考リンク:健康づくりのための睡眠ガイド2023(厚生労働省)
🌙 生活リズムを見直しながら、漢方も気になる方へ
LINEで薬剤師に相談できるオンライン漢方薬店「YOJO」

- ✅ LINEで約3分の体質チェック
- ✅ 漢方選びを薬剤師に無料で相談できる
- ✅ 相談して決めた漢方を自宅にお届け
- ✅ 取り扱いは第二類・第三類医薬品
※体質チェックと相談までは無料。持病がある方・服薬中の方は医師にご相談ください


