マットレスを選ぶとき、「厚さって何cmくらいがいいの?」と地味に迷う方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、用途と体重によって最適な厚さは3cm〜30cmまでバラバラです。薄すぎると底つき感で腰が痛くなりますし、厚すぎるとベッドが高くなりすぎて使いにくくなります。
この記事では、マットレスの厚さの選び方を用途別にわかりやすく解説していきます。自分にぴったりの厚さが見つかるよう、早見表やおすすめ製品もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
マットレスの厚さ別おすすめ用途【一覧表】
| 厚さ | おすすめ用途 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 3〜5cm | マットレストッパー | 軽い・持ち運びやすい | 単体では底つき感あり |
| 5〜7cm | 来客用・キャンプ | 収納しやすい | 毎日使いにはやや薄い |
| 8〜10cm | 床置き・一人暮らし | バランスが良い | 体重80kg超はやや不安 |
| 10〜15cm | 床置き・ベッド用万能 | しっかり体を支える | やや重い |
| 15〜20cm | ベッドフレーム用 | ホテルライクな寝心地 | 直置きだとカビリスク大 |
| 20cm以上 | 高級ベッド用 | 極上の寝心地 | 重い・高価 |

シングルマットレスのおすすめは以下の記事で解説しています。

マットレスの厚さの選び方3つのポイント
1. 使い方で必要な厚さが変わる
まず考えるべきは「どこに置いて使うか」です。設置場所によって必要な厚さが大きく異なります。
- 床に直置き:8cm以上が必須。理想は10cm以上です
- ベッドフレームの上:15〜25cmがスタンダードです
- 今のマットレスの上に重ねる(トッパー):3〜5cmでOKです
特に床置きの場合は注意が必要です。薄いマットレスを直置きすると、底つき感で腰が痛くなるだけでなく、床からの冷気がダイレクトに伝わってきます。冬場は特に厚めのものを選んでおくと安心です。
2. 体重が重いほど厚めが必要
体重が重い方ほどマットレスが深く沈むため、厚さに余裕が必要です。以下の目安を参考にしてください。
- 体重50kg以下:8cm以上
- 体重50〜70kg:10cm以上
- 体重70〜90kg:12cm以上
- 体重90kg以上:15cm以上
この目安はあくまで最低ラインです。快適性を求めるなら、上記よりも2〜3cm厚いものを選んでおくとゆとりがあります。
3. 素材によって「実効的な厚さ」が違う
同じ10cmでも、素材によって体感が大きく異なります。低反発ウレタンは体が沈み込むので、実効的な厚さは見た目より薄くなるのが特徴です。高反発ウレタンやコイルタイプのほうが厚さ通りのサポート感を得られます。
二段ベッド用の薄型マットレスについては以下の記事で解説しています。



厚さ3〜5cm:トッパーにおすすめ
今使っているマットレスの寝心地を改善したいときに活躍するのがこの厚さです。単体で寝るものではなく、あくまで「上に重ねて使う」ものなので、その点だけは注意してください。
へたってきたマットレスの上に敷くだけで、寝心地がグッと良くなります。マットレスを丸ごと買い替えるより安く済むので、応急処置としても優秀です。
おすすめ製品
- トゥルースリーパー プレミアケア(5cm) – 低反発トッパーの定番。フィット感が抜群です
- エアウィーヴ スマート01(3.5cm) – 通気性抜群のファイバートッパー。洗えるのも魅力です
厚さ8〜10cm:床置き・一人暮らしにおすすめ
コスパと使い勝手のバランスが最も良い厚さです。三つ折りにできるモデルが多く、収納性も抜群。一人暮らしで床に直置きするならこの厚さ帯がベストです。
三つ折りタイプなら、使わないときはクローゼットにしまったり、立てかけて換気したりと柔軟に使えます。部屋を広く使いたい方にもおすすめです。
おすすめ製品
- モットン(10cm) – 体重別に硬さを選べる高反発マットレス
- アイリスオーヤマ エアリーマットレス(9cm) – コスパ抜群のファイバー素材
- ソムレスタ(10cm) – 超高密度で耐久性抜群
厚さ10〜15cm:万能タイプ
床置きでもベッドフレームの上でも使える万能な厚さです。体重が重めの方でも底つき感が出にくく、幅広い方におすすめできます。
おすすめ製品
- エマ・マットレス(12cm) – 3層構造でバランスの良い寝心地
- マニフレックス メッシュウィング(11cm) – イタリア製高反発で12年保証付き
厚さ15〜25cm:ベッドフレーム用の本格派
ベッドフレームと組み合わせて使う本格的なマットレスです。ホテルのベッドのような贅沢な寝心地を求めるならこの厚さがおすすめです。コイルマットレスはこの厚さ帯が主流ですね。
おすすめ製品
- 雲のやすらぎプレミアム(17cm) – 極厚5層構造
- NELLマットレス(21cm) – 1,173個のポケットコイル搭載
- コアラマットレス(23cm) – ゼロ・ディスターバンス技術で振動吸収


厚いマットレスの注意点
重くて動かしにくい
20cm以上のコイルマットレスは重量20〜30kgを超えることもあります。一人で動かすのは大変なので、ローテーション(表裏・上下の入れ替え)が面倒になりがちです。
ベッドが高くなりすぎる
ベッドフレームの高さ+マットレスの厚さで、総高が50cmを超えると足が床につかないこともあります。特に身長が低い方やお年寄りは注意が必要です。
シーツ選びが大変
厚さ25cm以上のマットレスは、通常のボックスシーツでは対応できない場合があります。「マチ(深さ)30cm以上」のシーツを探す必要が出てきます。購入前にシーツの選択肢も確認しておくと安心です。
マットレスの厚さに関するよくある質問(FAQ)
Q. 厚いほど寝心地は良くなるの?
一概には言えません。厚さより「素材の質」と「体重に合った硬さ」のほうが重要です。10cmの高品質マットレスのほうが、25cmの安物より寝心地がいいことは普通にあります。
Q. 敷布団の上にマットレスを重ねるのはあり?
基本的にはおすすめしません。敷布団は柔らかいので、その上にマットレスを置くと安定感がなくなります。どうしても重ねたい場合は、マットレスを下、敷布団を上にしてください。
Q. 三つ折りマットレスの厚さはどれくらいが限界?
三つ折りにできるのは12cm程度が限界です。それ以上になると折りたたんだときに大きくなりすぎて、収納のメリットがなくなります。
Q. 子供用マットレスの厚さはどれくらい?
5〜10cmで十分です。子供は体重が軽いので、大人ほど厚さは必要ありません。成長に合わせて買い替えるのが現実的です。
まとめ:用途と体重を基準にすればシンプルに決まる
マットレスの厚さ選びは、用途と体重を基準にすればシンプルに決まります。迷ったらこの記事の早見表を参考にして、自分に合った厚さを選んでください。
大切なのは、厚さだけでなく素材の質と硬さのバランスも考慮することです。厚ければ良いというわけではなく、自分の体に合ったマットレスを選ぶことが快眠への近道です。


参考リンク:
- 西川公式 – 睡眠コラム
- Sleep Foundation – Mattress Thickness Guide
- e-ヘルスネット(厚生労働省)(www.e-healthnet.mhlw.go.jp・サイト終了)

