いびき対策グッズの中でも、もっとも手軽に始められるのがいびき対策テープです。ドラッグストアやネット通販で手軽に購入でき、貼って寝るだけという簡単さが魅力です。
しかし、いびきテープには「口閉じテープ」と「鼻腔拡張テープ」の2種類があり、それぞれ効果が期待できるいびきの原因が異なります。この記事では、両者の違いと選び方、効果的な使い方のコツを詳しく解説します。

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いびきテープの2つの種類
口閉じテープ(口呼吸防止テープ)
口に縦に貼ることで、睡眠中の口呼吸を防ぐテープです。口が開いてしまうことが原因のいびきに対してアプローチします。
口を閉じて鼻呼吸を促すことで、のどの振動を抑え、いびきの軽減をサポートします。喉の乾燥も防げるため、朝起きたときの口の渇きやのどの痛みが減ったという声も多く聞かれます。
鼻腔拡張テープ
鼻の外側(鼻筋あたり)に貼って、鼻腔を物理的に広げるテープです。鼻づまりや鼻の通りの悪さが原因で口呼吸になっている方に向いています。
テープの弾力で鼻の通りを広げることで、鼻呼吸がしやすくなる効果が期待できます。花粉シーズンやアレルギーで鼻が詰まりやすい方にも活用されています。
口閉じテープの選び方とおすすめポイント
テープの形状で選ぶ
口閉じテープにはいくつかの形状があります。
- I型:口に対して縦一本に貼るシンプルなタイプ。通気性がよいメッシュ素材のものが多い
- X型・クロス型:4隅で口をしっかり閉じるタイプ。粘着力が高く、寝返りで剥がれにくい
- ドーム型・バルブ型:テープの中央に通気口があり、万が一鼻が詰まっても口から最低限の呼吸ができるタイプ
どの形状が自分に合うかは、実際に数日使ってみないとわかりません。少量入りのものから試して、続けられそうなら大容量パックに切り替えるのがおすすめです。
素材で選ぶ
医療で使用される高品質な不織布テープを採用した製品は、肌への刺激が少なく、はがすときの痛みも抑えられます。敏感肌の方は「肌にやさしいタイプ」と表記された製品を選ぶと安心です。
おすすめの使い方のコツ
- 貼る前に唇周りの油分や水分を軽く拭き取る(密着力アップ)
- ひげが生えている方は、テープを貼る部分だけ剃っておくと剥がれにくい
- 最初は違和感があるが、3日程度で慣れる方が多い
- 通気口付きのものから始めると安心感がある
口閉じテープを初めて使う方は、通気口付きタイプから始めるのがおすすめです。鼻が詰まったときの息苦しさへの不安を軽減できます。
鼻腔拡張テープの選び方とおすすめポイント
サイズで選ぶ
鼻のサイズに合っていないと効果が半減します。レギュラーサイズとラージサイズがある製品では、鼻の幅に合わせて選びましょう。
粘着力で選ぶ
弱すぎると夜中に剥がれてしまい、強すぎると朝のはがし時に肌が荒れます。中程度の粘着力で肌にやさしい素材のものがバランスが良いです。
鼻腔拡張テープはサイズ展開のある製品が多いので、購入時にレギュラーかラージかを確認しておきましょう。
おすすめの使い方のコツ
- 鼻の皮脂をしっかり拭いてから貼る
- テープの中央が鼻の膨らんだ部分(小鼻の少し上)に来るように位置を調整する
- 寝る前に一度立った状態で呼吸をして、鼻の通りが良くなったか確認する

口閉じテープと鼻腔拡張テープ、どちらを使えばいい?
判断基準はシンプルです。
- 口を開けて寝ている(朝起きると口が渇いている)→ 口閉じテープ
- 鼻が詰まりやすい(花粉症やアレルギーがある)→ 鼻腔拡張テープ
- 両方に心当たりがある → 併用も可能
パートナーや家族に、寝ているときの口の開き具合を確認してもらうか、スマートフォンのいびき録音アプリで自分の睡眠状態をチェックするのも有効です。
テープでは対応できないいびきもある
重要な注意点として、舌の付け根が落ち込んでいることが原因のいびきには、テープだけでは対応しきれない場合があります。肥満や加齢により咽頭周辺の筋肉が弛緩している場合は、テープを使っても根本的な解決にはなりにくいです。
テープを2〜3週間使って改善が見られない場合は、耳鼻咽喉科や睡眠外来への受診をおすすめします。
いびきの途中で呼吸が止まるなどの症状がある場合は、テープだけに頼らず医師の診察を受けることが大切です。睡眠時無呼吸症候群は放置するとさまざまな健康リスクにつながります。
いびきテープに関するQ&A
Q. 口閉じテープで窒息しない?
鼻呼吸が正常にできる方であれば窒息のリスクはほぼありません。不安な方は通気口付きタイプを選んでください。ただし、重度の鼻づまりがある方は使用を避け、先に鼻の治療をしましょう。
Q. 子どもにも使える?
メーカーによって対象年齢が異なります。小さなお子さんの場合は保護者の判断と注意の下で使用し、就寝中に様子を確認できるようにしてください。
Q. 毎日使い続けても大丈夫?
基本的には毎日使用しても問題ありませんが、肌にかぶれや赤みが出た場合は数日間お休みしてください。テープの粘着成分が肌に合わないこともあるため、別のメーカーを試してみるのもひとつの方法です。
Q. テープを貼ると口が乾かなくなる?
口閉じテープは口呼吸を防ぐため、朝の口の渇きやのどの痛みが軽減したという声は多いです。口呼吸をしていると唾液が蒸発して虫歯や口臭のリスクも高まるため、口閉じテープの使用にはこうした副次的なメリットもあります。
Q. 鼻腔拡張テープと口閉じテープは同時に使える?
はい、併用している方もいます。鼻の通りを良くしつつ口も閉じることで、鼻呼吸をより確実にサポートできます。

市販のいびきテープ人気製品の特徴
小林製薬 ナイトミン 鼻呼吸テープ
口閉じテープの定番商品です。肌にやさしい医療用テープ素材を使用しており、はがすときの痛みが少ないのが特徴です。「肌にやさしいタイプ」はさらに低刺激の粘着剤を使用しており、敏感肌の方にもおすすめです。1箱21枚入りで500円前後と手頃な価格帯で、コンビニやドラッグストアで購入できます。
ブリーズライト 鼻腔拡張テープ
鼻腔拡張テープのロングセラー商品です。テープ内部のプラスチックバーが鼻腔を持ち上げて広げる仕組みで、鼻づまりの軽減に使われています。レギュラーサイズとラージサイズがあり、鼻の大きさに合わせて選べます。スポーツ選手がパフォーマンス向上のために使用しているケースもあります。
X型・クロス型テープ
口の上下左右を4点でしっかり固定するタイプです。I型に比べて剥がれにくく、寝相が悪い方や口が大きく開いてしまう方に向いています。粘着力が強い分、はがすときに肌への負担がやや大きいため、はがす際はゆっくりと水で濡らしながら剥がすのがコツです。
いびきテープの正しい使い方
口閉じテープの貼り方
唇を軽く閉じた状態で、テープを上唇から下唇にかけて縦に貼ります。唇を完全にふさぐのではなく、口の中心部分に貼るのが基本です。テープを貼る前に、唇とその周辺の油分や水分をティッシュで軽く拭き取ると密着力が上がります。ひげが生えている方は、テープを貼る部分だけ剃っておくとさらに安定します。
鼻腔拡張テープの貼り方
テープを鼻の膨らんだ部分(小鼻の少し上あたり)に横向きに貼ります。テープの中央が鼻筋の中心に来るように位置を調整しましょう。貼った後に数回深呼吸をして、鼻の通りが良くなったか確認します。朝までしっかり貼り付いていることを確認するため、最初の数日は起きたときにテープの状態をチェックしてみてください。
テープ以外に試したいいびき対策
テープだけでは効果が不十分と感じた場合は、以下の対策も組み合わせてみてください。
横向き寝の習慣化
仰向けで寝るとき舌が後方に落ち込んで気道を塞ぎやすくなります。抱き枕や横向き寝サポートクッションを使って、横向きの姿勢を維持する習慣をつけましょう。背中にテニスボールを入れたTシャツを着る方法も効果的です。
寝室の湿度管理
乾燥した空気は鼻やのどの粘膜を刺激し、鼻づまりやのどの振動を悪化させることがあります。加湿器を使って室内の湿度を40〜60%に保つことで、テープの効果をより発揮しやすい環境を作れます。
舌や口周りの筋トレ
あいうべ体操(「あ」「い」「う」「べ」と大きく口を動かす体操)を毎日30回程度行うことで、口周りの筋肉が鍛えられ、睡眠中の口の開きを抑制する効果が期待できます。テープとの併用で相乗効果を狙えます。
いびきテープを使い始める前のセルフチェック
テープを選ぶ前に、まず自分のいびきの原因を把握しましょう。以下の方法でセルフチェックできます。
スマートフォンアプリで録音する
いびき録音アプリを使えば、睡眠中のいびきの音量や頻度、呼吸が止まっている時間帯を確認できます。無料で使えるアプリも多数あるため、まずは数日間記録してみましょう。録音データを医師に見せることで、より的確なアドバイスをもらえます。
パートナーや家族に確認する
「口が開いて寝ている?」「いびきの途中で呼吸が止まることはある?」など、具体的に聞いてみてください。口が開いているなら口閉じテープ、鼻が詰まっていそうなら鼻腔拡張テープが第一選択になります。
朝の症状をチェックする
朝起きたときに口が渇いている、のどが痛いという方は口呼吸の可能性が高いです。鼻づまりで夜中に何度も目が覚める方は、鼻の通りに問題があるかもしれません。このように朝の症状からもいびきの原因を推測できます。
まとめ
いびき対策テープには口閉じテープと鼻腔拡張テープの2種類があり、いびきの原因によって使い分けることが大切です。口が開いて寝ている方は口閉じテープ、鼻が詰まりやすい方は鼻腔拡張テープを選びましょう。
テープだけで改善しない場合は、舌の落ち込みや肥満など他の原因が考えられるため、医療機関への相談を検討してください。手軽に始められるいびき対策として、まずはテープから取り組んでみてはいかがでしょうか。
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